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昨日はフィラリアの一生についてお話させていただきましたが、ご理解いただけたでしょうか?
では、今日は予防の話です。 チョト、ムツカシ、アルヨ (^,、^)
現在、日本で承認されているフィラリア予防薬は1ヶ月に1回の投与をするタイプです。内服薬と背中に塗るスポットタイプ(現在はノミの予防剤との合剤のみ)があります。
予防薬とは、成虫になる前に感染したフィラリア幼虫のL3とL4のみを殺すことを目的にしている虫下しです。L5になってしまうと効果が無くなってきます。もちろん、犬、猫には無害な量で投与します。
ということは、、、、、L3とL4の期間は最低1ヶ月強あるわけですから、この間に1回のみ薬を投与すれば感染は防ぐことができるわけです。と、いうわけでフィラリア予防薬は余裕をみて月に1回投与となります。(???な方は昨日のブロクの図3を見てください→ここをクリック)
もう1つのポイントは、フィラリア予防薬は月に1回の投与ですが、1ヶ月間ず~~~と効いているわけではないのです。つまり、お薬を投与したその時に体の中にいるL3とL4のみをやっつけるのです。(厳密にはフィラリア寄生犬の場合一部の薬ではL1も)
単純にたとえてみましょう。
![]()
ポチ(雑種犬、オス、7歳、性格は友好的 としましょう)は毎年フィラリア予防薬を5月から毎月5日にのませています。11月5日にもしっかりのみました。
11月13日にポチは今年最後の蚊にさされました。その蚊は残念なことにフィラリアの感染幼虫をもっていました。ポチの体にフィラリアが侵入します。この時点では11月5日にのませた薬の効果は、、、、ありません。
おわかりになりますか?
そうです。このポチに寄生したフィラリアをやっつけるにはもう1回フィラリア予防薬をのませる必要があるのです!!毎月5日に薬をのんでいるポチの場合の最後の薬は、そうですね、12月5日となるわけです。12月5日には、、、、蚊がいません。(たとえ話ですよ)
逆に初回投与については、その年の初めての蚊にさされてから1ヶ月以内にスタートすればいいとなるわけです。
もちろん、地域やその子の住環境によって蚊の出現時期(プラス1ヶ月の予防時期も)に差があることは言うまでもありません。
いったん感染をゆるした(成虫にしてしまった)フィラリアは非常にやっかいな寄生虫(出口の無いところに寄生しているので駆虫しにくく命にかかわる障害がでる)なため、その地域地域の獣医師は十分ゆとりをもった予防期間を設定することとなります。
2日にわたって長々と僕が書いたことをご理解された上で、ご自分の愛する子の環境を考え、獣医師が設定した最後の投薬日が不十分であるとお考えなら、もう1回の投与(温暖な地域では1年中の投与)をオススメします。
投稿者 yoshidaac : 2005年11月26日 10:16
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