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前回までに「熱中症とは?」「熱中症の要因」なんかについて話しましたが、
今日は、症状・応急処置について話します。
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まずは症状ですが、
原因によって様々です。以上
では説明になりませんね。が、いくつかの症状が重なってくるので、事は複雑です。
ゆっくり進行することもあれば、いきなりドカンと症状がでることもあります。
一般に、
・激しい呼吸から始まり、眼や歯ぐきなどが充血してくる
・高体温(40℃以上)で体をさわると暑く感じられる
・なかなか、激しい呼吸が収まらず、ぐったりしてくる
・そのほか、よだれ、食欲低下、頻脈、ふらつきなど
・症状が進行すると、意識障害、嘔吐、ケイレンなど
・最悪の場合、死亡
先日話しました「要因」と組み合わせて、「やばい!」と判断してください。
次にヤバイと判断したときの応急処置ですが
・必ずただちに、かかりつけ等の獣医師に連絡をとり、助言をもとめる
・その子の置かれていた環境というか状況を再確認する
・可能であれば体温測定をする(おしりに体温計を入れて直腸温をはかります)
直腸温が40℃以下で、動物が比較的しっかりしている場合は、
・風通しのよい涼しい場所に移動
・水分をゆっくり飲ませる(スポーツドリンクなんかがあればそれでもいいです)
・状態がよくなれば、その日はゆっくり休ませてあげる
状態に不安があったり、症状の改善がない場合は受診されることをお勧めします
直腸温が40℃以上の場合
・全身を水で濡らし、もしくは濡れたタオルで全身をつつみ、扇風機などで風を十分にあててあげる
・首や脇、股などの大きな血管がある場所にアイスパックをあてる
注)全身を氷水につけるなどで冷やしすぎないようにしてください。
全身を氷水につけるなどで冷やしすぎると、体の表面の血管が収縮して、体の中心から血液によって運ばれてきた熱が体の表面でうまく体外に出せず、結果として体の表面だけが冷えて、中心に熱がたまるという現象がおきてしまいます(下の図を見てください)。また「振るえ」が起きると体内に熱を発生させてしまいます。
クリックすると大きくなります
・体の表面の血管収縮(熱が逃げにくくなる)を防ぐため脚や胴体を軽くマッサージしてあげる
・病院へ車で運搬するときは、クーラーをかけて締め切るよりは、窓を全開にして体のまわりの空気の熱交換を強くしたほうがいいでしょう。
とにかく、獣医師にできるだけ早く連絡をとり指示をあおいでください。
熱中症は非常に恐ろしい問題です。
まったく、予測できない場合もありますが、車の中に閉じ込めるなど飼い主様の不注意によるところも多々あります。真夏に車内に閉じ込める人はいないと思いますが、この季節でも相当危険です。
また、短頭種などをお飼いで普段から気をつけておられる飼い主様でも、普段と違う状況になると「つい」がおこります。僕の経験では、お家でお葬式があり、そのあいだに日当たりのいい部屋に「今日はここでがまんしてね」と閉じ込めてしまい、気がついたときには重体だったというパグ犬を経験しています。たぶん、5月か6月だったような、、、、。
ほんの少しの飼い主様の意識でずいぶん救われる子たちもいると思います。特に暑さが本格化する前の今の季節。頭の片隅に「熱中症注意」の単語を置いといてください。
投稿者 yoshidaac : 2006年05月15日 16:21
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