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以前、ブログに少し出ていたのですが・・・
昨年の9月頃から、月1回、VT(Veterinary Technician:動物看護師)対象のフードセミナーが院内で行われています。
一般に、『処方食』・『療法食』と呼ばれる、ワンちゃんやネコちゃんのご飯についての勉強会です。
![]()
毎回、泌尿器系の病気、腎臓病、皮膚病、肥満・・・など、様々な病気や予防をテーマごとに分けて勉強しています。
それぞれの病気や予防に一番適したフードは何か、どのように使用するとよいか、どのような効果や補助的な役割があるか、などを教わっています。
セミナーが開始される前には、前回のセミナーのテストも行っています。
テストが返却される時は、全員ドキドキしながら待っています。
高校生時代の、テスト返却のような気分です・・・(^△^;)/
そして、学んだ情報をみなさんにも公開していけたらと思っています。
勉強不足の場合は後日にお返事ということもあると思いますが、フードについてご質問があれば、ご遠慮なくどうぞ!
フードセミナーで学んだことが、少しでもワンちゃんやネコちゃんのためになるように、これからも日々勉強していきたいと思います!!!
投稿者: 吉田動物医院 日時: 2009年02月23日 10:36 | コメント (0)
1月31日に、当院の三男坊『コブ』が2歳の誕生日を迎えました!!
本人は相変わらずデレデレしていますが、
可愛いおバカさんのために、
スタッフで心を込めて犬缶ケーキを作りました♪♪
投稿者: 吉田動物医院 日時: 2009年02月19日 12:16 | コメント (2)
前回までに
吉田動物病院の悪性腫瘍に対する考え
診断のための検査について
お話してきました
実際「診断」と「治療」はクッキリと分かれたものではなく、手術などは治療と診断を兼ねることが多くなりますし、治療経過によって検査検討を加えていくことが多くあります。
治療には「手術」「抗がん剤治療」「放射線療法」「サプリメント」「免疫療法」などがあげられます。
【手術】
悪性リンパ腫などの一部の腫瘍や、既に全身に多数の転移を伴っているケースを除き、多くの腫瘍では手術による腫瘍切除は非常に有効な治療になります。
メリットは
・腫瘍細胞がそのできものに限定していれば、体の中からほとんどの腫瘍細胞を短時間で取り除け、良性の腫瘍では決定的な治療になります。
・切除部位以外に腫瘍細胞が存在していたとしても、体の中の腫瘍細胞の数を大幅に減少できるので、一時的であっても腫瘍の勢いを抑えることが期待できる
・切除した生体組織で病理学的診断が確定的になる
・腫瘍が横取りをしていた空間を取り戻せる
・腫瘍は多くの有害な物質を放出しているので、それを大幅に減らすことができる
・腫瘍組織はもろいことが多く、つぶれるたり、やぶれたりすることによる出血、ショックなどの障害を治療または予防できる
デメリットは
・麻酔に関するリスク
・出血に関するリスク
・周りの重要な臓器を傷つけるリスク
・目に見えない細かい腫瘍細胞は対象外
【抗がん剤治療】
以前にくらべ薬の使い方が洗練されてきたため、腫瘍の種類によってはかなり効果的な結果が得られるようになってきました。また副作用についても多くの動物ではかなり限定的なものに感じられます。
メリットは
・肉眼では見えない腫瘍細胞まで治療できる
・悪性リンパ腫などでは最も有効な治療法になる
・ほとんどの動物で手術や放射線治療のような麻酔を必要としない
・多くの抗がん剤があり、その子の状況に応じて「種類」「投与量」「投与間隔」などを調節しながら投与できる
デメリットは
・副作用と相談しながらの治療になるため、定期的な検査は欠かせない。
・ほとんどで長期の投与が必要(数ヶ月~数年)
・腫瘍の種類や患者によって効果にばらつきがある
【放射線療法】
ある種の放射線は腫瘍細胞が悪性であるほど強く障害をあたえる特徴があります。
この特性を利用したのが放射線療法です。
メリットは
・手術で切除不可能な場所でも治療できる
・手術で腫瘍をすべて切除できなかった、もしくはその可能性がある場合に、残された腫瘍細胞に対し治療ができる
・抗がん剤のように全身ではなく一部分に集中して治療できる
・
デメリットは
・放射線の通過する健康な部分にも障害が出てしまう
・麻酔が必要
・通常複数回の照射が必要
・特別な施設が必要で日本でも数ヶ所しか利用できません。残念ながら当院にも放射線治療施設はありませんので、ご紹介のうえでの治療になります。
【サプリメント】
きのこ類や深海鮫軟骨などから抽出された物質の抗癌作用について研究が進んでいます
抗癌作用についてはまだまだ研究段階ですが、サプリメントのメリットは副作用の心配が極めて小さいことです。
積極的な治療を選択されなかった飼い主様にも受け入れやすいと思います。
動物用に製品化されたものも多くありますが、法規制がとどきにくい製品であるため使用にあたっては必ず獣医師にご相談ください。
当院も動物用サプリメントを取り扱っています。
【免疫療法】
近年、注目されてきた治療法です。
腫瘍細胞は健康な体でも次々と発生し、その暴走しかけた細胞を体の免疫がくまなく発見排除しているので健康が維持されているという考え方にもとづく治療法です。
この免疫力を担っている一部の白血球や抗体とよばれる物質を体の中に増やしてあげる治療を免疫療法といいます。
広い意味ではサプリメントも免疫細胞を刺激する免疫治療になります。
まだまだ開発中の治療法で、
患者の免疫細胞を取り出し体外で活性化して投与する方法や、
患者から切除した腫瘍細胞から免疫を刺激する抗体を作り出して投与する方法や、
癌を攻撃すると考えられる細胞や抗体を生体内で持続的に作るように教え込む方法(癌ワクチン)など
多くの実験的治療が試みられ、効果が認められたという報告が多く出てきています。
今後、主力の治療法となるかもしれません。
当院ではまだ経験の浅い方法です。
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以上、3回にわたり悪性腫瘍について話させていただきました。
デリケートな問題なので、ブログにする上で非常に神経を使ったつもりです。
多くの方々が多くの考え方を持っておられるので、あくまでも「吉田動物病院の考え」としてお読みいただければ幸いです。
説明はあくまでも一般論にとどめています。個々の動物に関しては飼い主様と獣医師の話し合いの上に診断治療を進めていくことは言うまでもありません。
悪性腫瘍 → 死 → 何をやってもしかたがない
手術 → 痛い → やらない
抗癌剤 → 怖い → やらない
と、短絡的に考えるのではなく、辛くても腫瘍に侵されているかもしれないその子の体に何が起きているかを出来る限りつぶさに見つめていき、飼い主様と獣医師が話し合い、「できること」をひとつひとつ選択していくというのが理想ではないかと思っています。
もちろん十分ご考慮されたうえで飼い主様が積極的な治療を希望されないというお考えであれば、その御決断は尊重すべきと考えています。
悪性腫瘍の治療に積極的に取り組むようになって、いろんな感想を持っています。
非常に残念なことですが、多くの患者さんは死の転帰をとられます。
しかしながら飼い主様と獣医師が協力して「その子らしい時間」を少しでも多く過ごさせてあげられるかが非常に大切だと感じています。
そして、ご自分のできる目一杯の治療を選択され、
迷いながらも最後まで治療をされた飼い主様が
わが子の最後のときをお迎えになられたとき、
悲しみ中に
「できることは すべてしてあげた」
という
深く悲しいことなのだけれども、、
獣医師の勝手な思いかもしれませんけれども、、
ある種の充足感に満ちたご表情が垣間見られることを
獣医師として励みに思っています。
投稿者: 吉田動物医院 日時: 2009年02月12日 10:29 | コメント (0)
近年、腫瘍の診断、治療に関しては飛躍的な進歩が見られます。
吉田動物病院でも、10年以上前には抗がん剤の治療などを積極的に行っていたわけではありません。
獣医師としても「抗癌剤」に対して「怖い」というイメージがあったのはたしかです。
しかし、抗癌剤の治療の進歩を詳しく調べていくと、吟味して使っていくことで、かなりの患者さんで有効な日々を確保できることがわかってきました。
それ以後当院では抗癌剤を含めて、腫瘍に対し積極的な診断と積極的な治療を心がけてきました。
実際、抗癌剤治療などを積極的に行ってみての感想は、副作用は限定的で血液検査などでしっかりモニターを行っていけば、思っていたほど苦痛を訴える患者さんは少ないというものでした。
では、吉田動物病院では腫瘍に対して具体的にどういう診断治療を行っているかを揚げていこうと思います。患者さんは状態が多岐にわたるので、個々の病状に応じて下記の診断治療を組み合わせていくことになります。
まずは「敵を知る」ことです
出来るだけ苦痛なく、必要最小限の効果的な治療をするため
検査を行い可能な限り多くの状況を知ることが必要です。
緊急の場合は治療と並行しての検査となる場合も多くあります
・できものが在るのか無いのか
・できものの状態は(大きさ、数、形、等々)
・腫瘍なのか、腫瘍でないのか
・腫瘍であればどんな腫瘍なのか
・転移は確認できるか
◎問診
よくその子をご存知の飼い主様のお話は病気の状態を知るのに非常に重要です
◎視診、聴診、触診など
獣医師の五感をフルに使った診察は非常に重要と考えています
◎画像診断
多くの画像診断機器が開発され、最も進歩が目覚ましい分野です
[レントゲン]
通常のフイルム撮影、造影剤を飲んでいただくこともあります
[エコー検査]
超音波で主に心臓、腹腔内臓器の状況などを観察します
[フレキシブル内視鏡]
いわゆる胃カメラです。
動物のサイズにもよりますが、
喉~十二指腸の内側、直腸~大腸の内側、
鼻腔の後ろ側
気管、気管支の内側
を見ることができます
麻酔が必要となります
[硬性内視鏡]
動物のサイズによりますが、
腹腔内、胸腔、鼻腔、尿道、膀胱などを見ることができます
麻酔が必要となります
[CT検査]
X線により、体の断層を撮影します
前後の構造物が重なって見える通常のレントゲン撮影より極めて細かな状況が判断できます。
腫瘍がどこに、どういう状態で存在するのか、転移はあるのかをより細かく判断します。
麻酔が必要となります
多くの症例で血管内造影剤を注射します
[MRI検査]
磁気を使って、体の断層を撮影します
特に脳、脊髄など神経系に関して非常に有用な画像を得ることができます
当院にはMRI施設がありませんので、該当施設へご紹介の上の検査となります。
◎血液検査(尿検査)
主に、腫瘍に侵された動物の状態や、治療に対する反応を見るために実施されます
[血液一般検査・生化学検査]
主に動物の体調のチェック、麻酔前後の全身状態のチェック、抗がん剤治療などの副作用のチェックを行います。また幾つかの検査の組み合わせで、どこの臓器が侵されているのかを絞り込みます
[腫瘍マーカー検査]
まだまだ実用性は低いですが動物でもいくつかの検査が提唱されています。
◎生体病理検査
腫瘍がどういう性格のものかを判断するにはぜひとも必要な検査です。
[細胞診]
注射針などを使って、腫瘤の細胞を採取し、積極的な治療が必要なものかを判断します
[生体組織検査]
主に麻酔をかけて、腫瘤の一部、もしくは全部を切除することによって、腫瘍であるのかどうか、どんな種類の腫瘍か、を判断します。
腫瘍の治療にあたり最も重要な検査になります。
その他、稀に行われるいくつかの検査法がありますが、上記の検査が通常多く行われる方法になります
これらの検査によって
・腫瘍なのか、他の病気なのか?
・どんな種類の腫瘍なのか?
・どこか他の部位にも腫瘍ができるのか?もしくはできているのか?
・どのような治療法が可能なのか?
・治療しなければ、どのくらい生きることができるのか?
・治療によって、どのような種類の余命があるのか?
を判断します。
その上で飼い主様としっかりお話をさせていただき、治療方針を決めていきます。
もちろん治療の経過によっては、検査やご相談を重ねて治療方針を修正していきます。
次回は治療についてお話したいと思います。
投稿者: 吉田動物医院 日時: 2009年02月08日 10:36 | コメント (0)
今回は少しデリケートなお話です。
吉田動物病院では腫瘍の治療を積極的に行っています。
レントゲン・エコー・CT・内視鏡などによる画像検査や、
細胞診・生体組織検査による病理検査などを経て診断を行い
診断内容に基づき飼い主様と話し合いの上
手術による切除、抗がん剤による内科治療、放射線治療施設へのご紹介などを行っています。
腫瘍、特に「癌」や「肉腫」とよばれる悪性のものは非常にやっかいな病気です。
腫瘍の種類にもよりますが、早期発見であれば根治に近い状態まで治療できることがあります。
しかし動物の場合は多くが進行した状態で飼い主様が異変に気づくケースが多く、スタートの時点で不利な状況になることになります。
「この子は悪性の腫瘍に侵されています」
この宣告をうけられた飼い主様のお気持ちは察するに余りあります。
多くの飼い主様が最初に見せられる表情は「ショック」そして「あきらめ」です。
たしかに、進行した悪性腫瘍を完治させることはかなり難しいことです。
しかし、その子にも残された命があります。
あくまでも「その子らしく」残された時間を有意義に過ごさせてあげるため、
「何かやってあげられることはないか」をしっかり検討していくべきではないかと当院では考えています。
無理やり長生きさせるのではく、あくまでも「その子らしい時間」をどう確保していくかがテーマになります。
腫瘍に侵されはじめた体です。闘う相手は一筋縄ではいきません。治療には一時的に苦痛や危険を伴うものが多くあります。それでも、その峠を乗り越えて得られる貴重な「その子らしい時間」はかけがえのないものではないでしょうか。
もちろん「腫瘍と闘わない」という選択もあって当然です。
目の前にある現実に目をつむってしまうのではなく、しっかりと受け入れられた上で、積極的な治療を選択しないと決断されるお気持ちは十分尊厳されるべきです。
当院では飼い主様のお考えや、もちろん経済的なご事情なども尊重したうえで、獣医師が治療のご提案を行っていきます。
次回はもう少し具体的な話をしようと思います。
投稿者: 吉田動物医院 日時: 2009年02月06日 10:37 | コメント (0)
ご存知の方もいらっしゃると思いますが・・・
昨年の12月より、億田さん(旧姓 北口さん)が吉田動物病院にVT兼トリマーとして復帰されました。(^0^)/
主に午前の診察とトリミングをしてくださいます。
子育てをしながら主婦業をこなし、そして吉田動物病院でVT兼トリマーとして働いてくださる億田さんは、とってもパワフルです(^▽^)
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億田さんが復帰されて、私たちもとても心強いです!!!
☆それでは、億田さんから一言☆
12月の中頃より出産を終わらせ、ミドリのナース服からピンクのナース服で復活することになりました。
育児&主婦をしながらなので、夜は診察に入りづらかったりしますが・・・
トリミングを中心にやっていきます!!!
子育てをしながらなので、みなさんに迷惑をかけることがあると思いますが、他のスタッフのサポートができるようにがんばって働きますので、よろしくお願いします。
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億田さんの復帰に伴い、トリミングも日曜日以外は、ほぼ毎日トリミングをしています。
トリミングをご希望の方は、気軽に当院スタッフにお尋ね下さい。
ちなみに特別参加してくれたワンちゃんは
「ワドナちゃん」と「ヨーンちゃん」でしたー!
投稿者: 吉田動物医院 日時: 2009年02月02日 10:59