
| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ||||||
| 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
| 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 |
| 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 |
| 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 |
| 30 | 31 |
Powered by
Movable Type 3.34
先日、吉田動物病院の元アイドル犬ワンサ君が自宅から逃亡する騒ぎがありました、、、、
![]()
ネロくんといっしょのワンサくん
.
朝9時ごろ逃亡し、直後に普段の散歩ルートの吉田動物病院裏で目撃されたという情報があったので、病院とご自宅の間を中心に捜索しましたが、見つからず。
逃亡直後にカミナリを伴う激しい通り雨があったので、ひょっとしたら、驚いて方向を失ったのかも・・・・
こうなると、捜索すべき範囲がぐぐぐっと広くなります。
数人の当てのない捜索では期待薄になってしまいました。
ここでまず頼るのは「市役所」「保険所」「警察署」のお役所セット!
思い切って近隣の市町村にもお願いしちゃいます。
さっそく電話をしました。
以前はまれに対応の悪いこともありましたが、「動物の愛護及び管理に関する法律(通称;動物愛護法)」が1999年に26年ぶりに改訂されて以後、どこのお役所でも丁寧に対応してくれます。
当日は残念ながら朗報は入らず、心配な夜を過ごしましたが、、、、、
翌朝一番に保険所から連絡がありました!
特徴からして、ほぼワンサに間違いないということで
ご親切に保護してくださったお家に直行して
無事帰宅となりました。
![]()
.
.
ご協力してくださった皆様
保護してくださったご家族様
ほんとうにありがとうございましたm(__)m
***************
迷子犬の捜索の「ツボ」は初動捜査で反応が無い場合
一気に手を広げることです。
家族や知り合いの「目」の数は限られています。
動物の移動距離が少ないうちに、たくさんの「目」にお願いしちゃいましょう!
困ったときはお互い様です。
迷子捜索で手を広げた時に、
見ず知らずの方が気に留めてくださったり、親切に保護してくださったり、
そういう話に触れるたび、
「日本っていい国だなぁ、、、」と思うのです。
話はかなり脱線しますが、
僕と高村先生はスキー場で携帯電話を落とした経験があります。
発覚したときは場所が場所だけに「もうあかん、、、」的アキラメムードだったのですが、
親切な方が届けてくださっていて、2人とも携帯を無くさずにすみました。
ほんと、
「日本っていい国だなぁ、、、」と思うのです
話をもどします(^_^;)
お役所以外にも動物病院やペットショップにも情報が集まることがあります。
奈良県獣医師会の会員間のメーリングリストで保護動物や迷子動物の情報がやりとりされることがよくあります。
昔ながらの張り紙も効果がありますが、電話番号とか個人情報がOPENになってしまいます。ってメンドクサイ時代ですねぇ、、、(-_-;)
とにかく、動物が逃亡しちゃった時は、
大切な家族が遠くに行かないうちに、臆さずに捜索の手を広げる!
これが一番です。
もちろん見つかった時には、捜索願いを出した先には
「見つかりましたコール」もお忘れなく。
場合によっては書類にサインしたりもいりますが、
かわいい家族が見つかったんですから、それぐらいの手間はなんでもない!
【参考連絡先】
奈良市役所;0742-34-1111
奈良市保険所生活衛生課;0742-93-8395
奈良西警察署;0742-49-0110
生駒市役所;0743-74-1111
奈良県郡山保健所(生駒市の管轄です);0743-53-2701
生駒警察署;0743-74-0110
投稿者: 吉田動物医院 日時: 2011年04月28日 09:26 | コメント (0)
桜がキレイに咲く期間は短く、あっという間に葉桜になってしまいましたね。。
日中は暖かく、過ごしやすいですが、朝晩はまだ肌寒い日もあるので、
皆さん体調に気をつけてくださいね☆
さて、紹介が遅くなりましたが、2011年3月1日より
生駒で開院されていた吉村清司先生が学園前本院に赴任されました。
生駒にいる頃から、昼の手術が無い時などに、本院に来てCTを撮ってもらったり、
本院で入っている手術などのお手伝いをしていただいていました。
本院の夜間診療もされていたので、見たことある☆という方もおられると思います。
○名前:吉村清司(ヨシムラキヨシ)
○出身・出身大学:大阪市城東区の下町生まれ・大阪府立大学
○得意分野:整形外科
○好きなもの:ビール・ヒラマサの刺身・はもちり(酢味噌で)・実家の近所の中華料理屋「とんとん」の五目そば・「水曜どうでしょう」・一生懸命働く人・佐野元春
○嫌いなもの:好き嫌いを言うと餓死する家だったのでありません。万物みな兄弟です。
○趣味:カヌーで川旅・スキーでレース・離島で磯釣・病院内の用務員仕事
○ペットは飼っていますか?:以前は犬(秋田犬・半身麻痺の柴・ジャックラッセル)、猫(雑種×3)がいましたが、今は窓辺に「クローバー」の鉢植えがあるだけです(^^)
![]()
○動物にまつわるエピソード:以前の病院で同居していた猫も一緒に入社しました。詳しくはこのブログでそのうち紹介があると思いますが、よろしくお願いします。
☆最後に一言☆
20年ぶりの吉田動物病院復帰となりました。初期バージョンの僕をご存知の方はほとんどおられないと思いますので、新たな気持ちを持って、今までの経験を生かし、より多くの患者様とご家族のお手伝いができればと考えています。
よろしくお願いします。
********************************************
趣味のところに用務員仕事とありますが、本当に器用で、ちょっとした棚を作ったり、
色んな所の修理をお願いすると、ちゃちゃちゃ~っとやってくれて、とても頼りになる存在です♪
遊び心のある先生で、こんな物まで存在します(笑)
![]()
投稿者: 吉田動物医院 日時: 2011年04月21日 09:15 | コメント (0)
前回に前十字靭帯断裂に対して代用の靭帯を設置することで治療をしてきたお話をしました。
今日は前回の最後にお話しした
「前十字靭帯が無くても安定する膝」
のお話です。
さぁ、数学アレルギーの方は覚悟してくださいね(^_^;)
![]()
.
.
1983年に米国のSlocum先生が「脛骨前方推進力(CTT)」というものを定義されました。
膝の下の骨(脛骨)が前にすべり出そうとする力のことです。
![]()
犬の後ろ足に体重がかかると、、、、
足関節を通じて脛骨に力が伝わり、同時に足関節を支点にして踵骨・腓腹筋を通じて大腿骨を脛骨に押し付ける力が.・・・・云々云々etc.etc.etc.etc……(^_^;)
骨・関節・筋肉・靭帯を通じていろんな方向に力が加わっていきます。
この力の一つが膝の下の骨(脛骨)を前にすべり出す力「脛骨前方推進力」となります
interzoo「SURGEON71」より
前十字靭帯はこの脛骨前方推進力に対抗して膝を安定化させる仕事をしています。
裏返して考えると「脛骨前方推進力が無くなれば」前十字靭帯が無くても膝関節は安定するはずです。
前回お話したSlocum先生はこの理論をわかりやすく説明するために
斜面を転がる滑車にたとえました
①健康な安定した膝では「前十字靭帯(ロープ)」が「脛骨前方推進力(滑車の転がりだす力)」に抵抗して「膝(滑車)」は安定しています。
![]()
②前十字靭帯断裂を代用靭帯で治療した場合
「代用靭帯(代わりのロープ)」が断裂靭帯の肩代わりをして「膝(滑車)」が安定化しています。膝の安定性は「代用靭帯の強度」にゆだねられます。
![]()
③新しい方法は、体重が「脛骨前方推進力(滑車の転がりだす力)」に変換されないように力の流れを変える方法です。
ややこしい言い方かなぁ、、、、、(^_^;)
具体的には複数の力が影響して、関節角度やそこにかかる力が変わり続ける「生きた」膝に対して応用するには、もう少し複雑に考える必要があるのですが、ここは学会会場ではないので割愛させていただきますねm(__)m
この理論を生きた犬の膝で応用するため、具体的ないくつかの手術方法が考案されましたが、試行錯誤を繰り返し、今は2つの方法が主流になっています。
「TPLO(Tibial Plateau Levering Osteotomy,脛骨高平部水平化骨切り術)」と
「TTA(Tibial Tuberosity Advancement,脛骨粗面前進術)」です
![]()
上下ともにinterzoo「SURGEON71」より
状況によりますが、現在のところ2つの方法の成果に大きな差はないと考えられています。
初期には術後に問題をおこす場合もありましたが(骨を切った部分での骨折、半月板の損傷など)、修正方法が重ねられ、今現在の手術手技では術後障害もかなり少なくなってきています。特に大型犬では従来の手術方法(代用法)で満足のいく結果が得られないことが多くあり、新しい手術方法はたよりになります。
現在、吉田動物病院では「TTA(Tibial Tuberosity Advancement,脛骨粗面前進術)」を採用しています。
関節の動きに制限がかかりにくいため、大型犬でも手術後比較的早い段階から患肢を使い始めてくれます。回復の早い症例では手術の翌日に足をついて歩くこともあり、現在のところかなりの好感触を得ています。
もちろん、手術後早期に無理をすると膝を壊してしまいますので、リハビリをしながらゆっくり歩行を再開していきます。
おもに中~大型犬の前十字靭帯断裂にはこの方法(TTA)を中心に飼い主様にはご提案させていただいています。
今後も前十字靭帯断裂だけではなく、いろいろな病気や障害についても、最新の情報を収集して、できるかぎり皆様にご提供できる体制をつくっていこうと日々努力していきます。
投稿者: 吉田動物医院 日時: 2011年04月17日 12:07 | コメント (0)
「数学」と聞くだけでアレルギーをおこされる方、
動物好きな方に多いように思いますが、、、どうでしょう?(^^)
今日は犬によく見られる膝の障害「前十字靭帯断裂」について話したいと思います。
膝関節をつないでいる靭帯は4本
左右の側副靭帯と前後の十字靭帯があります
この4本の中で「前十字靭帯」が最も障害(断裂)をうけやすい靭帯で、
古くから手術方法について多くの検証がなされてきています。
講談社「イラストで見る犬の病気」より
「断裂」ですからまず単純に考えれば
切れた靭帯を縫い合わしたらええやん!
となりますが、特別な状況を除いて技術的にも極めて困難で現実的ではありません。
次の考え方としては
代用の靭帯を使って断裂した前十字靭帯のかわりにするというものです。
代用の靭帯には自身の筋膜(筋肉を覆う強い膜)を使う方法や
人工の糸(人工靭帯)を使う方法などがあります。
![]()
interzoo「J-VET No.248」より
今現在も人工靭帯を中心に多くの方法が適応されています。
interzoo「SURGEON4」より
しかしながら、人工靭帯の取り付け方法や部位によっては関節の動きに制限が出てしまったり、特に大型犬では新たに設置した人工靭帯が破断してしまうことがあり、新しい手術方法が常に検討され続けています。
ここまでに紹介した方法の考え方の根本は、先に述べたように、切れた靭帯の「代用」というものでした。
結果的に「代用靭帯そのもの」や「代用靭帯の取り付け部分」が膝にかかる力に対して「力負け」してしまうことが失敗の原因の一つになっていました。もちろん、「生体に使えるもっと強い素材」「無理のないもっと強い取り付け方法」も検討され続けていますが、まだまだ改良が必要です(-_-;)。
ここで、「もっと強く頑丈に」ではない新しい考え方が出てきました。
膝にかかる力を数学的(高校で習った「ベクトル」ってやつです!覚えてはりますか!?)に解析して
「前十字靭帯が無くても安定する膝」
にすることで解決しようとする画期的な考え方です。
膝にかかる力と方向を解析して、前十字靭帯を引っ張る力を打ち消すように骨を操作する方法です。
今日はこのへんで終わっておきます。
かなりマニアックな話になってしまっていますねぇ、、、、(^_^;)
次回はもっとマニアックな新しい方法の話をしますね。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・つづく
投稿者: 吉田動物医院 日時: 2011年04月15日 13:22 | コメント (0)
ジェネリック医薬品とは、「後発医薬品」のことです。僕たちはよく「ぞろ品」という言い方をしていましたが、今ではジェネリックという言い方が普通になりました。
ジェネリック医薬品といえば
「同じ効き目で安い薬」
というイメージが一般的だと思います。
同じ成分なのに何が「先発」で何が「後発」なのか、
ご存知の方も多いと思いますが、、、
新しいお薬を開発するには莫大なお金(数百億円?)がかかります。
そして、安全性と有効性を確認するために長い間の治療検査が必要になります。
そのため承認された薬については、開発した製薬会社に数十年の特許期間が設けられ独占的に販売ができます。こういったお薬は「先発医薬品」と呼ばれます。
この特許期間が切れた後に他の製薬会社が同じ有効成分を使った医薬品の製造販売ができるようになります。こうして販売されるお薬が「後発医薬品」つまりジェネリック医薬品というわけです。
開発費や治療試験が小さくおさえられるため、販売価格が安くなります。
一般的に製薬会社は先発系(開発系)、つまり新しい薬を開発することに力を入れている会社と、
後発系、つまりジェネリック医薬品を中心に販売する会社に分かれます。
最近、厚生労働省が患者負担を減らすため積極的に後発医薬品の普及に乗り出したことと、このジェネリックという横文字を使った後発系の製薬会社の戦略(ここでも後発医薬品が一般的に認知されるキッカケは”横文字の単語” でしたね) とで、開発系の製薬会社は以前とくらべて厳しい状況になってきているようです。
患者負担が減るのはいいことですが、新薬の開発が滞ることのないようにバランスがうまくいけばなぁと思います。
吉田動物病院では
フィラリアの予防薬を「カルドメックチュアブル」をメインに「モキシデック」「ミルベマイシン」など先発医薬品で提供させていただいてきましたが、
![]()
今年から、ジェネリック薬の「イベルメックPI」も用意させていただきます。
![]()
料金等についてはお問い合わせください。
予防薬を呑ませる時期はまだ半月ほど先からですが(2005年のブログを参照してください⇒クリック①、クリック②)、
既にシーズン初めての内服前に必要な「予防前検査」を行っております、予防時期が始まって診察が混み合う前にご来院をおすすめします。
また、せっかく痛い思い(^^)をして採血をしますので、同じ血で年1回の健康チェックもしておきましょう。詳しくは獣医師におたずねください。
投稿者: 吉田動物医院 日時: 2011年04月09日 11:48 | コメント (0)