Daily life of pet

2006年09月25日

目薬をさしたのですが、、、、(担当獣医師 ブログ管理人Dr.X)

診察室にて飼い主様より
「眼のようすがおかしいので目薬をさしたのですが、いっこうによくならないのです」という話をよくききます。
0609角膜ビラン.jpgどこが異常か、お分かりになりますか?

この話に「どんな目薬ですか?」と質問すると、「目薬です」と答えられる飼い主様が多くいらっしゃいます。
「ロートZi」だとか「サンテFX」だとか「スマイル」だとか「こどもサンテ」だとか、一般的によく見る「目薬」といわれているものは、疲れ眼、充血に処方されるものがほとんどです。
こういった点眼薬にはいわゆる「スキッ」とする成分が含まれていることが多く、動物にとっては強烈な違和感となります。結果、さほど重度でなかった問題だったのに、動物自身がこすったり、掻いたりすることで、重大な問題になることがあります。

飼い主様にとっては「目がおかしい」→「なんとかしなければ」→「目薬」なんですが、
目薬という名前の目薬はありません。

???

目薬(点眼薬)とは「眼に投与する薬の総称」で、「のみ薬(口から内服する薬の総称)」や「ぬり薬(皮膚に塗布する薬の総称)」といった言い方と同じになります。「薬を使う方法の名前」と言ったらいいでしょうか。う~ん、、お分かりいただけますか?
胃が痛いのに「のみ薬」だからといって「風邪薬」を内服する方はいらっしゃいませんよね。当然「胃薬」という「のみ薬」を内服されることになります。細かくいけば「制酸剤」だとか「胃粘膜保護剤」などになりますが。
眼がおかしいときは、眼に何がおきているかによって使う「目薬」は違ってきます。結膜にバイキンが入ったのか、角膜が傷ついたのか、眼圧が上がったのか、虹彩が炎症を起こしたのか、涙が出なくなったのか、レンズが濁ったのか、、、、、、、それぞれ対処法や薬は変わってくるはずです。
つまり眼に投与する薬(点眼薬)には上にあげた「眼の疲れに対する薬」をはじめ「抗生物質」「眼圧調整薬」「角膜保護剤」「ステロイド剤」「抗炎症剤」「免疫抑制剤」「自律神経作用薬」etc etc etc……など、多くの種類の薬がありそれぞれの目的があります。
0609目薬集合.JPG
眼の状態を把握した上で、状況に合った目薬を点眼するべきです。
「目がおかしい」→「なにがおかしいのか判断する」→「状況に合った薬を点眼」となるわけです。
場合によっては、内服薬、注射、入院点滴、損傷防止のための襟巻き、緊急手術などが必要になるかもしれません。

眼はデリケートな器官です。短期間(場合によっては数時間)で重大な問題に悪化することがあります。さらに間違った種類の目薬を点眼することで取り返しのつかないことが起きることもあります。「とりあえず目薬さしとこ。」はダメです。十分お気をつけください。

もう一度
目薬という名前の目薬はありません。

投稿者: 吉田動物医院 日時: 2006年09月25日 16:50 | コメント (0)

2006年09月16日

ネコ年(担当VT 市薗)

私事ですが、今年は例年とは何か一味も二味も違うなぁと最近ヒシヒシと感じます。
もしや、戌年っていう素敵な年のおかげかしら??などと考えていたら、ふと

「かなり馴染み深いはずの猫がなんで干支には入っていないのだろう?」

と疑問に思ってしまいました。
060916トロ箱ねこ.jpg

そこで、さっそくインターネットを調べたところ、

「神様が元日の挨拶に訪れた動物を順に十二支にすることにした。ところが、ネズミがネコをだまして、元日ではなく一月二日だと教えたため、ネコは挨拶に行けなかった。それを怒ったネコは、今でもネズミを追いかけている。」

という物語が出てきました。
060916korukuruchu.gif 060916kurukurunyan.gif
そういえば、小さいころどこかでこの話を聞いた記憶があったのですが、大人になって改めてこの話を聞くと、おもしろい作り話だなぁと思った反面、妙に納得してしまった自分がいてました★

他にも何やら小難しい筋の通った説など、いろいろあったのですが、私はこの物語がとてもおもしろかったです!

投稿者: 吉田動物医院 日時: 2006年09月16日 09:34 | コメント (0)

2006年09月13日

伝えるべきこと(担当獣医師 ブログ管理人Dr.X)

0609同意書.JPG

尊敬する人といえば獣医師ではもちろん沢山おられますが、
他の分野となると、最近というか数年前から気になっている人がいます。

山崎隆明さん(CMプランナー、(株)電通/関西支社)です
だれ?ってことになるとおもいますが(業界では天才として知らない人はいないです)
彼の手がけたテレビCMをあげると
ほとんどの人(特に関西人)は記憶に残っているはずです。

「沢口靖子さんから田中裕子さんに選手交代した たんすにゴンゴン」
http://www.kincho.co.jp/cm/index.html
「もっくんのギャツビー」今はキムタクらしいですね(^^ゞ
http://www.gatsby.jp/cm_studio/gallery.html
「サントリー・ボス」
http://www.suntory.co.jp/enjoy/cm/
「ホットペッパーCM劇場」
http://www.hotpepper.jp/doc/cm/ 
http://www.hotpepper.jp/doc/scm/
「くるくるくるくる・・・車売るならユーポス」 などなどなど

とくにホットペッパーとユーポスは僕の「つぼ」にはまりましたというか、完全にはめられました。「やられたー」という感じです。

僕たちの仕事は動物の病気を診断し治療する、または予防することにありますが、
飼い主様ときちんとしたコミュニケーションをとることが非常に大切です。
・その子になにが起きているか、
・わからないことは何なのか、
・なにが必要か、
・どういう選択肢があるのか、
・費用のご負担はいかほどか、
・自宅での管理のしかたは、
・治療の目標はどの程度か、
・治療のリスクは、、、、、などなどなどなど
をご理解いただく必要があります。
しかし実際の診察室では十分な時間がなく、また内容が複雑多岐にわたり、飼い主様にうまく伝えることが非常に難しく感じられることが多くあります。
同じ内容を話していても「話をする順番」「話し方」「たとえ話」「声色」などの違いで、まったく違った伝わり方をします。
こんなことを言っていいのかわかりませんが、人間である以上「自分の体調」「飼い主様の医療に対するご理解度」「飼い主様との相性」も少なからず影響します。
こんな中で、その子と家族にとってベストな方法を選択するためのアドバイザーとして、自分の立場の重要性をヒシヒシと感じる今日この頃です、、、、(^^ゞ

直接は関係がないかもしれませんが、
伝えるべきことのエッセンスを非常にうまく抽出する天才である広告の世界で活躍されている方々は、尊敬の対象です。

古くは(おこられるか、、今でもトップランナーです)コピーライターの神様 仲畑貴志さん(お若いころ「お尻だって、洗ってほしい」「ベンザエースを、買ってください」など、掟やぶりのひっくりかえるようなコピーをつくった人です)のお話などは非常に参考になることが多くあります。

複雑で膨大な情報の中から飼い主様へ重要な部分を抽出し、わかりやすくご理解いただけるようにお話しする。常に意識はしていますが、まだまだ修行中です。

「どう伝えるのか」

治療とともに存在する永遠のテーマです。


PS;
ちなみに「ホットペッパーCM劇場」の映画編?(スマップじゃあないほう)ですが、昔の映画のシーンを使ってうまくアテレコしている風ですよね。僕は知ったかぶって「これは、あの映画のあのシーンかな、」とか言うてましたが、実はスベテCM用の「撮り下ろし」だそうです。山崎さんにもう1本「やられたー」感じです。とほほ・・・

投稿者: 吉田動物医院 日時: 2006年09月13日 09:07 | コメント (3)

2006年09月07日

不穏な動き その後(担当獣医師 ブログ管理人Dr.X)

先日、地下フロアにての不穏な動きをご報告しましたが、
あの部屋の正体が判明しました(^^ゞ
060907ドアの向こう.JPGドアの向こうには、、、

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060907CT.JPG
CT検査装置が導入されました

皆さんご存知と思いますが、
CT装置はX線による断層撮影を行うことができます。
これにより、通常のレントゲン撮影では分かりにくかった、
お腹の中のデキモノの様子であるだとか、
鼻の中の様子、
頭蓋骨の中の様子、
椎間板ヘルニアの状態、
複雑な骨折の様子、
血管の様子、、  などなどなど
が今まで以上に知ることができ、場合によっては立体画像を作って、飼い主様にもより状況をわかりやすくしたりできます。
結果として、治療の範囲がかなり広くなります。
今まで、他の施設を利用していたため、飼い主様に遠方まで撮影にいっていただくなどご負担をかけていましたが、院内にCT設備ができたことで、よりスムーズに対応させていただけると思っております。
もちろん、限界もありますが、MRI(コレは他の施設ですが、)などと組み合わせて診断を進めていけば、今まで原因が「????」な問題で治療の方針がなかなか立たなかった多くの子に治療の指針をあたえてあげることが期待できます。

ただいま本格稼働にむけて準備中です。
060907お勉強中です.JPG
最近はデジカメ一つ使うのにもアレコレ勉強が必要ですが、
CTほどの複雑な検査器械となると学ばないといけないことが山盛りです。
また人とは違い「はーい、動かないでくださいね」というわけにはいかないので、ほとんどの撮影で麻酔が必要となります。麻酔時間は10分ほどですので、それほど動物には負担はかかりませんが、そのあたりについても勉強をする必要があります。
早く皆様のお役にたてるよう準備を進めていきたく思っています。

投稿者: 吉田動物医院 日時: 2006年09月07日 17:04 | コメント (6)

2006年09月04日

新しい風です Vol.2(担当VT 市薗)

新しいスタッフ2人目をご紹介させていただきます。
診察補佐として働いてくださっている福田さんです!

お名前は福田 薫子(フクダ クニコ)さん
hukuda.jpg

ご家族は同い年の旦那さん、息子さんとお二人の娘さんの5人家族です。

飼っている動物は
ジャンガリアンハムスターのたくやくん(お父さん)、なみちゃん(お母さん)、プリンちゃん(娘さん)
エンゼルフィッシュ、ベタ(熱帯魚)、金魚の食いしん坊トリオ。
ヒメダカのメーちゃんと本メダカのクロちゃん。
ぷりんちゃん.JPG

ひろくん.JPG
お母さんハムちゃんのナミちゃんは今まで3回出産したことがあるそうです。
初産のとき、赤ちゃんが巣から出てくると大慌てで巣に連れ戻しに行ってましたが、3回目のときは、巣の外で出産したあげく授乳も外でデ~ンとオープンにやっている姿に、福田さんは自分と重なりちょっと気恥ずかしくなってしまったそうです(^^;)
お団子たくとなみ.JPG

好きなものは笑い転げてる子供たちで、嫌いなものはムカデと毛虫だそうです。
ムカデと毛虫・・・思わず鳥肌が立ってしまう。。

趣味はテニスをしたり、野菜を作ったり、ベランダでガーデニングをしたり、パソコンをしたりと多趣味な方です♪

休日の過ごし方は、家族やお友達とでテニス。夏はプールにキャンプ。他には公園で遊んだりとアウトドアな休日を過ごしてらっしゃいます!
「日頃サボり気味な家事も頑張ります」とコメントをいただきました(笑)

病院一小柄の福田さんですが、いつも元気いっぱいで見てるこっちまで元気になってきます☆

最後に一言いただきました。
「7月より仕事をさせていただくことになり、毎日心の中が愛しい気持ちでいっぱいで幸せです。まだまだ不慣れですがこれからもよろしくおねがいします★」  福田 薫子

投稿者: 吉田動物医院 日時: 2006年09月04日 16:31 | コメント (0)

2006年09月01日

マニアな話(担当獣医師 ブログ管理人Dr.X)

昨日と打って変わってウットウシイ雨の朝です。
・・・奈良県北部の話ですよ(^^ゞ

昨日のブログ用にたくさん「爽やか雲」を撮っていたので、
一部を雨の今日にUPしておきます。
060901表紙.jpg

こういう高~~い秋の雲の中に「小さなさざ波」みたいな雲が混ざっていることがあり、
コレを見ると、僕は不思議~~な気分になり、回りの目も気にせず「ひたすら空を見上げるアブナイおじさん」と化してしまうのです。
みなさんも「さざ波」、探してみてください。
060901さざ波化01.jpg

060901さざ波化02.jpg

060901さざ波化03.jpg

060901さざ波化04.jpg

;;;;余談;;;;
みなさんお気づきかと思いますが、
このブログの写真は写真を左クリックするとでかくなります。
たまに都合上でかくならないのもあります。
ついでに、もう一つ。文章中のアンダーラインの入った言葉はそれを左クリックすると
関連サイトにリンクします。
もひとつついでに、コメントを記入される際、は「メールアドレス」「URL」は記入されなくてもコメントできます。記入された場合は全世界に (^^ゞ 公開されますので、お気をつけください。名前は適当に入れてくださいm(__)m

投稿者: 吉田動物医院 日時: 2006年09月01日 10:37 | コメント (0)