Daily life of pet

2007年01月10日

動物は話せない(担当獣医師 ブログ管理人Dr.X)

「動物は話ができないので、かわいそうですねぇ、、、、」

診察室でよく飼い主様が口にされます。
今日はそのことについてツラツラと話そうと思います。
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たしかに、病気で苦しんでいる子を見て、どこが痛いのか、どんなふうに苦しいのか、訴えてくれたら「楽にしてあげられる方法があるかもしれないのに」と思うことは多々あります。
それを"かわいそうがって"てもしかたがありません。動物は話せないんですから。

獣医もその子の異常を見つけるために、よく見て、触って、聞いて、臭って、、、、感覚を研ぎ澄まして「感じ」ようとします。
その時に非常に大切な事は、話さぬ動物たちの「代弁者」としての飼い主様です。
いつごろ、どんなことがあったのか、どんなふうに感じられたのか、その子について感じられたこと「すべて」を獣医にぶちまけてください。

「すべて」です。

動物病院に診察にこられる前に、自分のかわいい子の診察にあたって、状況を説明するため「どう言おう、なんて言ったらええやろ、、、、」など考えられるうちに、いろいろな症状を省いてしまわれる方が多いようです。些細なことと思われる事に重要なヒントが隠れていることが多くあります。
((具体例))
飼い主様「昨日から食欲がないんです。」
獣医  「突然ですか?」
飼い主様「そうです、昨日からまったく食べないんです。」
獣医  「ほかに症状はないですか?」
飼い主様「とにかく食べないんです。」
・・・・・・・・・・あれこれ、問診後に身体検査
獣医  「おしりが汚れていますねぇ、ウンチは軟らかくないですか?」
飼い主様「ええ、、、そういえば、、、」
獣医  「いつごろからですか?」
飼い主様「3日くらい前からかなぁ???でもこの子はしょっちゅう下痢をするんで関係ないです・・・」
といった事がよくあります。下痢の原因がいつも同じとは限りません。

それから、ご自分で「診断」を出されているケースも多いですね。
((具体例))
しゃがみこんでウンウンきばっている子を連れてこられて「便秘です。浣腸してあげてください」とおっしゃる飼い主様がいらっしゃいます。
よくよく聞いてみると、ウンチの硬さは普通できちっと排便されているんです。
これはオシッコをウンウン搾り出している状態で膀胱炎のことがありますね。

あとはご自分で原因らしきものを感じられて、獣医にヒミツにしてしまう方がいらっしゃいます。それでは治療が遠回りして病気の子を苦しめることになっちゃいます。獣医は怒りません。
「そんなことをするから、、、、!!!」 ヽ(`Д´)ノ 
などとは言いませんので、
過ぎたことより早く治してあげるために「やっちゃったこと」も教えてくださいね。
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☆☆かわいい子のしんどい状況をバカな獣医に的確に伝えるポイント☆☆

(1)その子のすべての異常を分かっているかぎり教えてください!
「よくわからないんですけど、何かおかしいんです」でもOKです。「飼い主様の直感」は獣医の下手な検査よりスルドイ!
---欲を言えばその①(^^ゞ--- 時間を追って説明していただけるとありがたいです
---欲を言えばその②(^^ゞ--- 症状を客観的にご説明いただく(「便秘なんです」よりも「うんうんキバッテいるのになにも出ないんです」といったように)

(2)もう一つ非常に大切なのは、できる限り

「その子の様子を一番よく分かっている方」

が連れてきて下さることです。
私は連れてきただけなんで、、、では、診察が行き詰ってしまいます。

だらだらとしゃべってきましたが、
どこが「痛い」とか、どういうふうに「しんどい」とか言ってくれない子が弱っている理由を見つけるのは、本当に難しいことです。
少しでも本当の理由に近づき、的確な処置をするためには
「患者であるもの言わぬ動物」と
「患者の一番の理解者である飼い主様」と
「病気のプロである獣医療」とが
きちっと理解しあっていくことが大切です。

吉田動物病院も改装をし、新しい設備を整えてきていますが、
「飼い主様の細やかなお話」を抜きには、その子を救ってあげることはできないのです。
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ああ、それから「全部」しゃべれないぐらい問題点をため込まないで、早いめにご相談くださいね。
一度に沢山の問題を獣医の脳ミソに詰め込むと、診察室で獣医の頭が膨らんできて

ぶぅあ~~ん!

と、爆発するかも、、、、(^_^)


投稿者 yoshidaac : 2007年01月10日 17:41

コメント

今回のお話はちょっと耳の痛いお話かも・・・(苦笑)
同じ言葉で話せないことが、可哀想だとおもうより、
飼い主として傍に居て、わかっていなくちゃいけない筈なのに、
伝えてくれているはずのことを、気づけない、
解らない事があるんだと感じた時には、悔しいような歯がゆいような思いは、
やっぱりあるような気がします。
そういうときは、飼い主としてするべき判断を迷ったり
起こってしまったときに 結局どうしてそうなったのか解らなかったり・・・不安に思う時なのかもしれませんが・・・
本当はこんなことも言っててはいけないのでしょうが(--;
それでも、その子が今どうなっているのか(病気ではなくて)
状態を把握して言葉にするのは、どうあろうと飼い主にしか出来ないこと、なんですよね。
しっかりしなくては・・・(--;

それに確かに、どういえば先生に伝わるかな・・・って考えてしまうこともあるなぁ・・・って反省もし。(汗
ちょっと堪えるお話でしたが、「すべて」をお話しすること。
肝に銘じておかなくてはと思います。

長文になってしまいすいません(ツ _ _)ツ))

投稿者 紫苑 : 2007年01月11日 03:33

紫苑さん
コメントありがとうございます

感じられたことを
「すべて」
コメントいただき
ありがとうございました!

投稿者 ブログ管理人Dr.X : 2007年01月11日 09:53

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