Daily life of pet

2007年10月31日

南アルプスへ行ってきました!?(担当獣医師 ブログ管理人Dr.X)

071031 雲海.jpg

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ウソです。

申し訳ありませんm(__)m
でも、それぐらいいい眺めでしたよ。

今朝、メタボ対策トレーニングに外ででると、町は霧にけむっていました。
しっとり冷たい空気の中を
えっちら、おっちら、駆け上がっていくと霧が晴れ快晴の空が広がってきました。
ゴールまで登って後ろを振り返ると

奈良盆地が海の底に沈んでいました。

あわてて駆け下りてカメラを手にもう一度裏山に上がって撮影したのが上の写真です。
カメラを取りに帰った30分ほどで、
雲が山を上がってきたのと、
太陽の角度がきつくなって幻想的な雰囲気が少しダウンしましたが、
それでも十分迫力がありましたよ。
071031 雲海1.jpg 071031 雲海2.jpg 071031 雲海3.jpg 071031 雲海4.jpg

出勤時間になってもまだ、町はけむっていました。
071031 町 開院時間.jpg

話がかわりますが、
今日でこのブログのエントリー数が200になりましたぁ~!
ぱちぱちぱち☆^▽^★
やぁ~、よく続いているものだ。
ためになる話はめったにないわ、
今日みたいに動物と関係の無い話はするわ、
最近、エントリー間隔が開いてきてるわ、
コメントが故障中やわ(復旧のめどが立ちました、もう少しお待ちくださいm(__)m)の
「落ちこぼれブログ」ですが、
のんびりやっていきます。

07111111 200エントリーケーキ.jpg
どっかで見たことある写真ですって?
まぁ、いいじゃないですか(^-^;

投稿者: 吉田動物医院 日時: 2007年10月31日 19:07 | コメント (4)

2007年10月30日

停留睾丸(担当獣医師 ブログ管理人Dr.X)

先日、このブログでお話いたしました「去勢手術」についての続編です。
リタママさんから質問をいただきました「片方だけの去勢手術」について、コメントだけでは説明不足なため新しくエントリーします。
何の話かいな?とお思いの皆様におかれましては、お手数ですが10月12日のブログとコメントをご確認ください⇒クリック
071030ブログ.JPG

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①そもそも停留睾丸とはなんぞや?
雄の睾丸(きんたま)は胎生期(おかあさんのお腹の中にいる時期)にはあかちゃんのお腹の中にあります。出生後に陰嚢(ふぐり)の中におりてきます。
071030胎生期.JPG 「イラストでみる犬の病気」(講談社)より抜粋

これが滞って「腹腔内」もしくは「ソケイ部」に留まったものを「停留睾丸」といいます。
片方に起こる場合(片側陰睾)もあれば、両側に起こる場合(両側陰睾)もあります。

②ほっといたらイケナイの?
まず、なぜ♂のキンタマは袋に入ってぶら下がっているか?という話から始めます。
答えは「冷やすため」です。
生殖細胞(オスの精子やメスの卵子もしくはその元になる細胞)は体の中で唯一その動物を生かすためではなく、次の世代を残すための細胞群です。そのため他のほとんどの細胞と異なるキャラクターを持っています。
オスの生殖細胞がある睾丸(精巣)の場合、通常の体温環境では正常に精子を形成できなくなります。少し低い温度が正常に精子を形成する「適温」となります。冷やす必要があるわけです。よって陰嚢という「体から飛び出した冷却する場所」が必要になるわけです。
停留睾丸の場合、睾丸にとっては高温下にさらされて、通常の精子形成活動が長期間にわたり抑制され、腫瘍の発生率が高くなります。一般に良性腫瘍ですが、まれに悪性のものもあります。
071030セルトリ細胞腫.jpg 「イラストでみる犬の病気」(講談社)より抜粋

良性の腫瘍でも、異常なホルモン分泌によって、雌性化を起こしたり、血液を造る骨髄が抑制され命に関わる事態を起こしたりすることがあります。
よって、停留睾丸の場合は強く去勢手術をお勧めします。

③停留している睾丸だけ切除したらいいんじゃない?
体にはバランスを保つ「フィードバック」という機能があります。
たとえば、あるホルモンをバランスよく分泌する必要があるとします。
分泌細胞から必要以上のホルモンが産生分泌された場合、その分泌にブレーキをかける必要があります。
体の特定の部分にその濃度をキャッチするセンサーがあり、異常な濃度を感知した場合に分泌細胞に分泌を抑えるような命令を出します。
これが「フィードバック」です。
もちろん、濃度が下がれば抑制命令は解除されます。
ところが、片側の睾丸が腫瘍化し多くのホルモンが分泌された場合、ほとんどのケースで腫瘍細胞はフィードバックの命令を無視してホルモンを多く産生分泌し続けます。当然、フィードバックがさらに強くブレーキをかけようとしますが、、、、無視されます。腫瘍はゴンタですねぇ、、、(-_-;)
ここで、もう片方の睾丸に注目します。
もう片方の睾丸は素直にフィードバックに従い活動を低下させます。ところが、フィードバックがかかり続けるため、常に強く通常の精子形成活動が長期間にわたり抑制されます
?????
これ、さっきどこかで言いましたよね。
そうです。冷却されない睾丸は精子形成活動が抑制され続け腫瘍化するという話をしました。同じようなことが、フィードバックにより腫瘍と反対側の睾丸にもおきてくるのです。実際、上の写真のように反対側の睾丸は抑制のため萎縮して小さくなっていることが多いですが、切除後に組織を調べてみるとすでに腫瘍化していることがよくあります。
よって、片側のみの停留睾丸の場合でも両側とも切除することをお勧めします

071030シェーマ.JPG 「イラストでみる犬の病気」(講談社)より抜粋

かなりややこしい話になってしまいましたね(^^ゞ
はじめのご質問内容とは外れた内容になってしまいましたが、おそらく話の出所はこんなところじゃあないかと思います。リタママさん

投稿者: 吉田動物医院 日時: 2007年10月30日 22:50 | コメント (0)

2007年10月26日

ネロ君、お誕生日おめでとう☆★☆(担当VT 三丸)

先日、10月5日はネロ君のお誕生日でした!!
071026赤ネックレス.JPG
いつもイケイケのネロも、早いものでもう10歳です。
腰を患ってたり、出来物を切除したり、ちょこちょこありますがまだまだとっても元気です。

お誕生日はたくさんのスタッフからお祝いしてもらいました。
犬缶で作ってもらったお誕生日ケーキ、
めったと食べれない食パン、
真っ赤な首飾り、
大好きなボールのおもちゃ・・・
などなど。
071026バースデーケーキ2.jpg

.....071026ケーキ食べる.JPG

..........071026ボール取り合い.JPG

Dr.Xからは名前入りの首輪をプレゼントしてもらいました☆★☆
071026名前入り2.jpg

かなりご満悦な様子のネロ君でした。
ちなみに、ケーキはブーにもコブゥーにもおすそ分けしなかったようです。
横から奪われようものなら、
『ううううぅぅぅー』
威嚇してました。
食パンは一斤あったので、倉松VTがネロに代わってみんなにおすそ分けしてました☆
..........071026タマランニャァ.JPG

071026バクパン3.jpg

こんな強気な子ですが、これからもちょい悪オヤジなネロでいてほしいな、と思います☆

071026シッポがナイ.JPG

投稿者: 吉田動物医院 日時: 2007年10月26日 18:48 | コメント (4)

2007年10月17日

ピッチくん参上!(担当VT 市薗)

福田VTのおうちに新入りインコちゃんがやってきました♪
ただ今生後2ヶ月半、やんちゃ盛りのピッチ君です。
071017ぴっち.jpg

モコモコのシールが大好きらしく、お子さんの携帯のシールを全部きっれ~いにはがしてくれるそうです(^^;)

最近は少しずつ大人になりつつあるのか、水浴びをするようになってきたそうです☆
福田さんが今まで鳥さんを飼ってきた経験上、鳥さんの水浴びには“溜め水派”“流水派”があるらしく、どうやらピッチ君は流水派と判明しました!!
福田さんの手の上に乗りもって、シャワーまでテケテケ歩いて行っては楽しそうに水浴びをしているそうです。

そんなピッチ君、生後2ヶ月にしてお仕事があります!
それはお子さんの宿題の見張り番です。
お子さんが宿題をしていたら、そのプリントの前でチョンと座ってちゃんと宿題が順調に進んでるか見てくれているそうです(^▽^)
きちんと宿題をすることができたら、ご褒美としてプリントにウンチを1つご丁寧に落として行ってくれます(笑)

遊んでいるうちに膝の上で寝ちゃうくらいめちゃめちゃ人懐こい子で、ご家族みんなで彼にメロメロだそうです(笑)
小鳥さんというのは犬並みに感情表現が豊からしく、お子さん達も福田家初の鳥さんにはまりきっております☆
一番なついているのは、やっぱりお母さんの福田さんです★
どうやら首の周りをコチョコチョするテクニックが一番福田さんが上手みたいです(´▽`)
071017ピッチコチョコチョ.jpg

今ピッチ君はおしゃべりの練習中で、「ピッチ」と「おはよー」らしきものをつぶやきつつあります(^‐^)

まだまだグングンと成長中のピッチ君。
今後の成長が楽しみです♪

投稿者: 吉田動物医院 日時: 2007年10月17日 17:21 | コメント (4)

2007年10月12日

犬の去勢手術(担当獣医師 ブログ管理人Dr.X)

前回、こぶぅの去勢の話をしましたが、
具体的に去勢手術(精巣切除、下品に言うと「キンタマの切り取り」です。じゃりん子チエちゃんちの小鉄に頼んだら無麻酔一瞬ですね、、)の解説をします。
071011小動物外科手術(LLL.Seminarより).JPG
「小動物外科手術 著/Theresa Fossum他 訳/作野幸孝」LLL.Seminarより

これより先は「血に弱い人」はキツイかもしれません。
自信のない方は↓をクリックしないでください。

手順としては、
麻酔前の血液検査をして、問題なければ全身麻酔をかけます。
麻酔は鎮痛剤・鎮静剤などの注射→短時間の注射麻酔→吸入麻酔のために気管の中に挿入する管(気管内チューブ)を挿入→吸入麻酔を維持→各種麻酔モニターの順で導入します。
点滴を始め、手術部(陰嚢の前、下品に言うと「玉袋の前」)の毛刈り消毒しっかりします。

ここで手術台に移り、最後の消毒をします。
消毒が終了したら、ここから無菌手続き(手洗い、手袋、帽子、マスク、ガウン)をほどこした術者の登場となります。
滅菌した覆い布で術野を残して動物を覆います。

①まず、皮膚切開です。
 陰嚢(ふぐり)の前の正中に1カ所切開をいれます。
 (猫の場合は陰嚢に直接それぞれの精巣の上に2ヶ所切開します)
01皮膚切開071012.JPG

②精巣を引き出します。
  精巣を包んでいる鞘を切開し血管と精管でつながれている精巣を片方引き出します。
02精巣(左071011.JPG

③血管と精管の結紮
  切断後に出血しないように、血管と精管を吸収性縫合糸で結紮(縛る)します。
04結紮071011.JPG

④切断
  精巣側から血液の噴出がないように鉗子(かんし)で挟んだ後、結紮部分と鉗子の間を切断します。
06切除071011.JPG

⑤反対側も同様に、
  反対側の精巣も同様に切除し、皮膚を縫合します。
07左右精巣071011.JPG

術後は、吸入麻酔を切り、ゆっくり覚醒させます。
ご自宅での処置はほとんどありません。
10日後に抜糸します。

病院や先生によって若干の手技の違いはありますが、おおよそこのような処置となります。
♀の避妊と比べると、手術時間も短く、動物に与えるストレスも少ないですね。

たまには獣医学的な話(基本的な話ですが・・・)もするボクなのでした、、、、


投稿者: 吉田動物医院 日時: 2007年10月12日 11:41 | コメント (8)

2007年10月07日

コブゥ日記⑤(担当VT 浅井)

10月1日、コブゥの去勢手術が行われました。
今年の1月生まれのコブゥは、生後8ヶ月なので、手術をするには充分なお年頃です☆
去勢手術は麻酔をかけて行われるため、前日の夜からコブゥは、絶食絶水・・・。
犬舎には、こんな貼り紙が。。
071007絶食絶水.jpg

育ち盛りのコブゥには可哀そうですが、仕方ありません。。
自分だけご飯がもらえず、すね気味です。
071007すねるコブゥ.jpg
そして、約1時間程で手術は終わり・・・変わり果てたコブゥが・・!?なんてことは無かったのですが、
麻酔が覚めきっておらず、フラフラ、ヨロヨロしているコブゥがそこにいました。
そんな状態でも呼ぶと尻尾を振ってくれる、けなげなコブゥ☆★可愛い!!(笑)
071007覚醒中.jpg

投稿者: 吉田動物医院 日時: 2007年10月07日 09:20 | コメント (4)

2007年10月03日

まったく動物と関係ない話ですが、(担当獣医師 ブログ管理人Dr.X)

ミャンマーがえらいことになっていますね。
つらつらと能書きを述べる前に、
長井健司さんを始め、犠牲者の皆様のご冥福をお祈りいたします。

合掌

071003ネットnews.jpg

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命を粗末にしてはいけません!
あたりまえのことですが、正当化されてしまうこともあります。
悲しいことです。

ミャンマーという国は、多くの国がそうであるように、いろいろな事情を抱えた複雑な国のようで、
軍事政権⇒悪
というふうに短絡的に批判してしまうとうまく理解できないようです。
ボクの仕事でも犬種によっては気の荒い子が「多い」場合があります。それでも、
○○○犬⇒気が荒い
というふうに短絡的に考えると大きな失敗をすることがあります。
・・ひょっとして「痛み」のためにイライラしているんやないやろか?・・
・・脳に異常があって狂暴性が出てきたんちゃうやろか?・・
 等々々々々
と、考えることで飼い主様への質問も変わってきますし、
診断へより早く、より正確に近づいていけるんやと思います。

ミャンマーについては、ボクもつい最近まで
「ビルマの竪琴」とか
「軍事政権で怖い国」とか
「麻薬生産国」とか
「スーチー氏が軍事政権に軟禁されている」とかぐらいしか知りませんでした。
恥ずかしいことにスーチー氏のこともただの「思想家」程度にしか理解していませんでした。
反省、、、、、

今年の春、東京にセミナーに行ったときに、帰りの新幹線で読む本をあさりに、JR新橋駅下の新橋駅書店へ突入し高野秀行氏の「ミャンマーの柳生一族(集英社文庫)」なる本を発見しました。
071003本.jpg
高野さんは、かの早稲田大学探検部所属時代に執筆された「幻獣ムベンベを追え」を読んで以来「Dr.X気になる人リスト」入りをした冒険作家さんです。
こんなアホなこと(高野さんごめんなさい)を真剣に(気楽に?)やってるんやぁ、、、という人です。ぼくはアホなことを緻密に真剣にやってる人を見ると妙に心が動かされるという悪癖があります(^^ゞ

話が脱線しましたが、脱線しない新幹線の中でこの本を読んでいくうちに、
ふ~~む、そういうことやったんかぁ、、、、と
ボクの中でのミャンマーのベールが一枚、一枚はがされていきました。
071003勢力図.jpgミャンマーの柳生一族(集英社文庫)」より

ミャンマーの情勢というのはやはり「多民族国家」というのが大きく関与しているようです。今頃なに言うとんねんという声が聞こえてきそうでが (^^ゞ
日本という「単一民族風」(実際は琉球民族、アイヌ民族など多民族国家なんですが、、、)な国にいると感覚的にわからないですが、やはり多民族というのは国として統制をとるのがかなり難しいようですね。当然、そこに人々のエゴや欲がからまって、より問題を複雑にしていっているみたいです。
今回のミャンマーのデモや武力行使といった騒動もこの一冊の本を読んでいなければ、全然見方が違っていたと思います。かといってボクの理解が必要以上のものかは定かでありませんし、じゃあ今自分がなにかアクションを起こすかといえば「う~~ん、、」というような状態です。長井さんのように「誰かが動かなければ」という使命感は恥ずかしながらボクにはありません。

紛争が起きている国、テレビの中で何かを訴えている人、今自分の前にいる人、、、、
ボクがたったの2時間あまりでミャンマーに対する見方が変わったように、
「一歩前に踏み込んで考えれば」
小さいながらも「知る」が生まれ
この小さな「知る」の積み重ねで
「助かる」も生まれてくるのでしょう。
なんか人任せなような感じですが「知る」の積み重ねが「世論」となれば「大きな力」になるのではないでしょうか。
無関心ほど怖いものはないですね。

地球上のあちこちで起きている民族紛争というのを民俗意識の希薄な日本人のボクはやはりマダマダ理解できていないですが、少しでも知っている、知ろうとするということは大切だなと感じました。

今日もDaily Life of Petsじゃあないブログでした。

投稿者: 吉田動物医院 日時: 2007年10月03日 10:40 | コメント (4)